木製ストローが導入されるらしいけど、ストローは良くて割り箸はダメなのはなぜ?

木製ストローと割り箸の違いはあるの?

2019年1月から都内のホテル(ザ・キャピトルホテル東急)で木製ストローが導入される、木製ストロー。

かつて「割り箸は環境破壊だ!」と議論になりマイ箸が流行しましたが、木製ストローなら許されるのでしょうか?

割り箸とどこが違って木製ストローは許されるのでしょうか?

ということで、この記事では、木製ストローと割り箸の違いを中心に、

もしもあなたが、「割り箸がダメだったのに木製ストローはいいわけ?違いはあるの?」と思っているようでしたらきっと参考になるはず。

それではどうぞ!

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木製ストローと割り箸に違いはあるの?

さっそくですが、木製ストローと割り箸に違いはあるのか、というと、そう違いはありません。

  • 伐採した木を使って作られることは同じ

なんです。

なんだ、じゃぁ割り箸と一緒じゃないの・・・となりますよね。

うん、たぶんそうです(笑)

強いて言うなら木製ストローが割り箸と違う点は

ただ、強いて違いを挙げるなら、今のところ木製ストローは国産なので、使われるのが間伐材とわかっているということ。

木製ストローは、2018年の西日本豪雨で被害を受けた奈良県の杉の木材や間伐材を使っており、木製ストローのためにわざわざ木を切るってことはないと言っています。

間伐材とは?
森林や果樹園において、主となる木の生育を助けたり採光をよくしたりするため適当な間隔で木を伐採すること。
(大辞泉より)

植物もそうですが「間引き」ってありますよね。

それと同じで、間隔が詰まっていると栄養がその分少なくなってしまうので、森林保護するとはいえ、一定数の伐採が必要なわけです。

そのために伐採した木材を「間伐材」と呼びます。

間伐材は細く未成熟な木のため、家を建てたりするのには使えない→有効活用しよう→木製ストローはどうだ!となったのではないかと推測されます。

じゃぁ割り箸はわざわざ木を切って作られているの?

じゃぁ割り箸はわざわざ木を切って作られているのか?というと、そうとは言い切れません。

確かに割り箸などを作るために木を伐採するようですが、結局割り箸に使われるのは、ほとんどが建築材料にならない木のようです。

だから、「割り箸を作るためにわざわざ木を伐採してる」わけではないようですが・・・それは作っている国に聞いてみないとわかりません。

ちなみに、日本で使われる割り箸のうち今は外国産が9割で、そのうちほとんどが中国産。

中国国内で割り箸を作るために使われる木材消費量は全体のわずか0.16%というデータが出ています(Wikipediaより)。

ということは、伐採による森林減少問題は割り箸が元凶とは言い切れないようです。

今はプラスチック問題のほうが深刻

木製ストローなら良いのか、という件については、おそらく今はプラスチック問題のほうが深刻だからアリなんだと考えられます。

プラスチックは

  • 廃プラがたまっていて問題になっている
  • プラスチックが海に流出していることが問題になっている
  • 溶けずに海まで流れる→海にたまる→海の生き物に悪影響を及ぼす

と今かなり話題になっています。

数年前に「割り箸やめよう」騒動が起きたように、今(2018年)は「プラスチックを減らそう」問題に焦点が当たっているというだけの話じゃないでしょうか。

おそらくプラ問題と割り箸問題の繰り返し

割り箸騒動も実は1940年代から起きており、その後たびたび論争を巻き起こしています。

そして今度はプラスチック問題が発生し、その対策として何ができるか考えた結果

  • プラスチックストローを廃止する
  • 木製ストローを開発する

といった結論に至ったのであり、それがしばらく続くと今度は「やっぱりプラスチックストローの方がいい」「木製ストローなんて環境破壊だ」などのように森林伐採問題にまた戻る・・・そしてその繰り返し。

ただ、先ほどもお伝えしたように、木製ストローはあくまで「やむを得ず伐採した間伐材の有効活用」というスタンスです。

そのことが認知されれば、火種にはならないかもしれませんネ・・・。

最後に

ということで、木製ストローと割り箸にそう違いはありません。

じゃぁなぜ木製ストローは許されるのかというと、

  • 今はプラスチック問題のほうが深刻だから少しでもプラスチックを減らそうという動き
  • 間伐材を中心に未熟な木を有効活用し国内で作られている

といったのが理由なのではないでしょうか。

時代に合わせて問題になる対象は変わっていくのです。

環境に関する問題は終わりがありませんね・・・。

おしまい。

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