
台風9号が沖縄に接近している中、台風10号になると思われる「台風のたまご」が発生しました。
結論から言うと、9月2日(水)には台風10号になる見込みで、すでに台風10号になり、発達しながら日本に接近する可能性がかなり高いとのこと。
気象庁ではすでに台風10号2020の進路予想を出していますが、米軍も同じように進路予報を出しているので、続きでは情報を比較してみましょう。
情報を早めにチェックすべく、続きでは
- 台風10号
たまごの進路予想 - 台風10号
たまごの米軍予報
を紹介していきます。
あくまで情報ベースになりますが、日本に影響がありそうなので参考にして頂けたら嬉しいです。
それでは見ていきましょう!
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台風10号2020の進路予想は?米軍予報も
台風10号の進路予想はいくつか説があったのですが、2020年9月2日現在、気象庁予報も米軍予報も似ています。
図を比較してみましょう。
↓↓
【日本の気象庁予想図】※https://www.jma.go.jp/jp/typh/2010.htmlより引用
【米軍の予報】※https://www.metoc.navy.mil/jtwc/products/wp1120.gifより引用
「日にち/時間/風の強さ」
の順番に表記されています。
米軍予報の日にち/時間は、ロンドン時間の表記となっているため、8時間進めて考えます。
左上の数字「06/18Z,90KTS」を日本時間に置き換えると「7日午前2時に90ノット(風速約45m/s)」の予報となります。
似たような予想をしているので、高気圧が登場しない限り、おおむねこのような進路ではないかと思われます。
九州・四国・中部地方にお住まいの方は要警戒ですね!
今回の台風10号はその可能性が低そうですが、中部地方・関東にお住まいの方も進路情報は注意していきましょう。
台風10号2020はいつ日本に近づく?速度や特徴は
2020年9月2日(水)現在の実況ですと、台風10号2020は西南西に時速10kmで進んでいると推測されています。
速度はかなりゆっくり+発達しながら進む
時速10kmって台風の中ではかなり遅め。
その後も時速15~20kmで進む予報なので、変わらなければこの週末もしくは週明けの月曜日に九州・四国に影響が出る予想になります。
そのため、ノロノロと仕方なく西に進んでいるという感じです。
ゆっくり進んでくる上に、台風が通ってくるところが海水温度が高いと言われているため、発達することができてしまうわけですね。
そのため日本に来る頃にはかなり強い台風になっている恐れがあるので、警戒が必要と言われています。
【台風10号発生】
— ウェザーニュース (@wni_jp) September 1, 2020
9月1日(火)21時、小笠原近海で発達中の熱帯低気圧が台風10号(ハイシェン)になりました。
記録的に暖かい海水温の影響で猛発達し、近年にない勢力で日本列島に接近するおそれがあります。最悪のケースを想定して台風への備えを行うようにして下さい。https://t.co/R4oorWUVth pic.twitter.com/IMfw9Mkb3u
なので速度が遅い×海水温度が高いという条件が揃うと台風はかなり強くなります。
台風10号2020は9月4日~7日まで「非常に強い」ランクの予報。
南大東島に接近する頃には940hPaにまで発達している予想なので、歴史に残る強さで日本に近づく可能性もあります><
最大瞬間風速65m/sの予報
風の強さについては日本の気象庁と米軍では数値にちょっと違いがありますが、強いと言っていることには変わりありません。
気象庁の予報を拝借すると、
- 日本の南に来る頃(5日3時の予報~6日まで)は風速45m/s、最大瞬間風速65m/sの予報
- 対馬近海に近づくころ(7日3時の予報)は風速45m/s、最大瞬間風速60m/sの予報
といった情報です。
雨はもちろん、風の強さも備えた台風ということですね・・・。
日に日に警戒の呼びかけが強くなると思うので、できる対策は早めにしておきましょう!
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【過去記事】台風10号2020たまご進路予想は?発生はいつ?
↓↓以下は過去記事(台風10号がたまごの段階で執筆)の内容です。
台風10号2020のたまごは、現在小笠原近海で発達をしていて、2020年9月2日(水)には台風10号になる見込みです。
進路については今のところいくつか説があるので、「これだ!」とは言い切れない状態ですが、日本の南九州・四国・中部地方に影響がありそうな台風です。
【日本の気象庁の予報図】
↓↓※引用元:気象庁HPよりhttps://www.jma.go.jp/jp/typh/
気象庁の予報は少ししか出ていないので、他の予想図も見ていきましょう。
各予報をウェザーニュースがまとめていて、進路が読み切れないことがわかります。
↓↓
ヨーロッパや米国など世界各地の気象機関が計算したシミュレーション結果を比較すると、沖縄の東を指向するものから東日本を指向するものまで、低気圧のとりうる進路には大きな幅があることがわかります。
— ウェザーニュース (@wni_jp) August 31, 2020
あらゆる可能性を考慮して、最悪のケースに備えることが重要です。https://t.co/0cizRksWkO pic.twitter.com/w4hvPp8lpC
海水温度が高い情報はウェザーニュースの記事に書いてありました。→https://weathernews.jp/s/topics/202008/310265/
進路予想は台風9号次第?
あくまで予想ですが・・・台風10号2020たまごの進路は台風9号次第かなっと読んでいます。
気象庁の気圧配置図(下図)を見ると、台風10号たまごの西(左側)に台風9号がいますよね。
↓↓(※https://www.jma.go.jp/jp/g3/を引用し、当方にて加工)
この台風9号が去ったあと、赤い枠で囲ってある部分がどんな気圧配置になるかによって台風の進み方が変わってきます。
- 赤枠内に高気圧ができれば、台風はそれをよける形で進む→方向が急転換して和歌山・中部地方あたりに近づく?
- 特に進路を阻むものがなければ、九州・四国方面から近づいてくる?
といった感じで、現状では選択肢がいくつかある状況ということですね。
台風10号2020たまごの米軍予報
米軍はもう少し先の予報まで出しているので、図を拝借してきました。
米軍の予報では、台風10号2020の進路予想はこうなっています。
↓↓https://www.metoc.navy.mil/jtwc/products/wp1120.gifより引用
この予想図だと、九州と四国の間から日本に近づく進路となっています。
なお、図にいくつか赤枠をつけましたが、こちらの数字の並びは、
- 日にち/時間/風の強さ
の順番に表記されています。
たとえば一番上の赤枠内「05/18Z,115KTS」を日本時間に置き換えると「6日午前2時に115ノット(風速約52m/s)」の予報となります。
結構強いですね・・・
こちらは情報が変わり次第追記・修正していきますが、米軍予報を見ると、台風10号は強い台風に発達し日本の九州・中国・中部あたりに影響が出る可能性が高いということで、進路を気にする必要があります。
まとめ
この記事では、台風10号2020のたまごについて情報をお伝えしました。
まとめると
- 台風10号たまごは9月1日のうちに台風になる見込み
- 海水温度が高い地域が広いため、発達を続ける可能性高い
- 進路予想はまだいくつか選択肢がある状態だが、日本のどこかに接近する可能性高い
ということで、今後の進路や予報に注意していく必要があります。
九州・四国・中部・関東など太平洋側にお住まいの方で、9月5日(土)・6日(日)に予定入れている人は、くれぐれも無理のない判断をしてくださいね。
この記事が参考になれば嬉しいです。
お読みいただきありがとうございました。